食費を削りまくった時のことを話そう【一人暮らしの貧乏飯…】

最近ふと、数年前にド貧乏ぐらしをしていた時のことを思い出しました。

そう、今よりもっともっと貧乏な時に

ぼくは食費を削って、

なんとか電気水道ガスやケータイのインフラは止めずに

やり過ごしたことがあります。

その当時は売れないバンドマンだったのです。

機材のお金、スタジオで大きな音で練習するために支払うお金、

ライブハウスに支払うチケットノルマの足りないお金などなど。

バイトを掛け持ちとかしてたのに全然お金に余裕がなかったです。

今思うともっとやりようはあったのかもしれませんが、

その時は「電気が止まったらエレキギターの練習が出来ない」

「ケータイが止まったらバンド連絡が出来ない」

といった理屈で、食費を削ることにしたのです。

その時の食費、食事のことを振り返ってみます。

まあ戒めというか、備忘録というか。

そういうものです。

お米とつけもので、1週間しのいだ

一番しんどい時は、お米とつけもので1週間しのいだ時でした。給料日1週間前のことです。

痩せの大食いだったので、「満腹感は得たい!」ってことで、

お米は1kgだったか2kgだったか、まあ一袋を小銭を大集合させて買いました。

そしたらおかずを買う余裕がないんですよね。

きゅうりのキューちゃん一袋買って。

お茶碗一杯のごはんに対してキューちゃん3粒とか。

ちゃんとつゆ?まで味わいましたよ。

たしか7日目だったと思いますが、

なんかのポイントカードにポイントが入ってるのを見つけて、塩を買ってきました。

あぶねーあぶねー。

あとは水道水とか白湯とか。インフラは生きててよかったです。

確か無事に給料日になり、調子に乗ってなにかおいしいものを食べたんですが何を食べたか忘れました。

振り返ってみると、乗り切れたっていうおかしな達成感の方が強かったですね。

お米と卵とふりかけで、1週間しのいだ

別の時は、前よりちょっとだけ余裕が出てきた時。

卵とふりかけが買えました。

卵6個1パックのを1日ひとつ食べて、あとはふりかけとか塩。

相変わらず米とかインフラは確保していたのでまだなんとかなりました。

3日目くらいに卵かけご飯にしようとしたけど醤油がなくて、塩をふってた気がします。

キューちゃんの時よりかは意識が朦朧としなかったので、

やっぱり卵は栄養満点なんだなーというのを

学びました。

カップラーメンだと基本的に1食しか食べられないけど、卵ならひとつずつ

食べられるし。

卵は栄養不足の対策に便利です。

カレーの具は3種類入っていたらごちそう

その後ある程度食費に回せるお金が増えてきて、

主食がマシになりました。(といっても1週間に700円アップとか)

・みんな大好き、にんにくの絶望パスタ(ペペロンチーノ)

・カレー

・もやし炒め

なんかをよく食べてました。

その時のカレーは、野菜だろうが鶏むね肉だろうが、

具材が3種類入っていたらごちそうでしたね。

鶏むね肉とササミは安く手に入る肉の筆頭格なイメージでしたので重宝してたなあ…

もちろん基本は玉ねぎとニンジンがスタメン2トップ。長持ちするし買える時に多めに買ったりしてました。

ひどい時にはお湯にとかしたカレーに刻んだ玉ねぎのみ。

じゃがいもはたまにでしたね。男爵がたしか安かったんですが、煮込むとくずれてとけてしまって

なんだか寂しかったのをぼんやり覚えてます。

具材を3種類安定して入れられるようになってから、メークインの良さに気づきました。

ちょっと脇道、もっと飢えている人がいるらしい…

そんな感じで「腹減った」が口ぐせの、やせの大食いだったわけです。

そのド貧乏生活あたりから、気になることがありました。

それは、「世の中にはぼくなんかよりもっと飢えている人がいるんだ」

ということ。

なんとなくテレビのニュースなんかで上っ面だけなぞったような知識ですが、

紛争、飢餓、幼い頃から働く子供、みたいなキーワードの事柄です。

まあそもそもバイト掛け持ちが出来て、

一人暮らしのインフラ支払いとバンドがやれてた時点で、

恵まれてるわけで。

ずっと後に「ファクトフルネス」を読んで、世界はどうやら良くなっている事実を知って

少し安心したクチです。けどまだゼロじゃないんだ。

おなかすいてるのはしんどい。それを知っているから、おなかすいてる人に届くように

いつかはドカンと寄付とかしたいなあ〜なんてことを考えたりします。

まあ多分それをやったとしても仮にすでにやってたとしても、記事に書くかはわかりませんけどもね。

ぼくの動機は自己満足にとてもよってる気がする。それもあるので「寄付みんなもしよーぜ!」とかは言いません。

上を見たらキリがないし、下を見てもキリがない。

自分の目から見えるトコから、出来ることをやってくしかないよ。と、言い聞かせます。

まとめ、お金や知恵を稼ぐためになるべく栄養を摂ろう

ちょっと昔の超絶ド貧乏な時代に、

食費を削ってしのいでいたことを振り返った話など

でした。

料理が苦じゃない性格で良かったです。

最近はカレーに具材を4〜5種類入れたり、

たまにセロリやパプリカといったお上品?な野菜を入れられるくらいには食費に回せていますよ。あはは。

「元気があればなんでも出来る」とか言いますけど、

ぼくはその前に「時間があればなんでも出来る」ものだと思っています。

時間があれば(主に精神的な)元気を回復したりお金を稼いだり(その知恵をつける読書とか)出来るから。

なんとか乗り越えた今だから言えることですが。

ピンチはこころが折れないように気をつけながら乗り切るんです。諦めたらそこでアレです。

時間があれば、当時食費をまかなうために、なにかしらの副業が出来たかもしれない。

ただでさえバイト掛け持ちとかしてたけど。時間もお金も、売れないバンド活動とかでだいぶカツカツでしたねえ。

例えばもしも今、同じくらい食費がやばくなったら、デリバリーで走るとかね。いろいろな四角いバッグがどんどん街に増えてる。

別に「不幸自慢」とか、「デリバリーにわりと簡単に参加出来る東京都民すごいだろ」とか言うつもりはないんです。

まあ綺麗事言っておくと、ここまで生きさせてもらってありがとうですかね。(栄養足りてない時にバイトでミスしまくったりしてきたし…)

食費に困って学んだことを、無理やり3つにまとめます。

1.肉体労働でも頭脳労働でも、栄養摂って回復した方がパフォーマンスが上がる

2.卵はおかずとしても栄養バランスとしてもコスパが良い

3.食費に困って栄養偏ると、空腹で判断力が鈍りがちになるから、数歩手前で改善策を考える

まああとは、谷底を知ってるからこそ、這い上がることの素晴らしさも知ってるわけだし。

こうして振り返ると、この時にもがいて「なんとかしなきゃ!」っていう姿勢みたいなものは

このブログに結構反映されている気がします。

食費を削った経験は反面教師とか、反撃の意思とかハングリー精神とかにすごく活きてます。

それに、「谷底まではピンチになってもどうにか出来る」っていうボーダーラインというか実績みたいなものも、

これから何かに挑む時の自信の添え木として機能します。

きっとぼくには必要なことだったんだ。

…と、今なら言えます。

今までもらったいろんな人からの大量の恩は、

どこかでなにかのカタチで返さなきゃなあとも思います。

それが飢えてる他人に向けてでもアリなのかもしれない。

だって巡り巡るから。

まずは自分が折れないようにがんばろ。

ブレイブ

ブレイブ

いやはや、懐かしいやら恥ずかしいやら…

おーい。

店主アルジ

店主アルジ

ブレイブ

ブレイブ

お、アルジ。

この記事はお金の話ですねえ。…くださいな!

店主アルジ

店主アルジ

ブレイブ

ブレイブ

ええー…、まああげてもいいか。ぼくの心にはちゃんと刻まれてるし

ブレイブ

ブレイブ

いつかね。

…というわけで、この記事はいつか移動するかもしれないです。

移動先のブログはこちら。

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