村上春樹さんの本「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編」感想レビュー。ネタバレあり

村上春樹さんの著作、騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 を読みました。

今回はその感想です。

【追記】文庫化しましたね。文庫版は第1部の上下、第2部の上下で4冊で完結。

【注意】この書評記事は一部ネタバレがあります。それでもかまわないという方はぜひ読み進めてみてください。

書店で手にとった印象…「デカいなオイ」

騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 

をリアル書店で購入しました。その際実物を見て感じた印象として、

「デカい!かなりの文量だぞ…」と感じました。

村上春樹さんの小説は肌に合うらしく割とスラスラ読み進められるのですが、

いざ実物を見るとほんの少し尻込みしてしまいました。

なんたって、『1Q84』から7年ぶりの書下し本格長編という

文言が帯にありますからね…。

ページ数が多い本だと、買う前にだいたいのページ数を確認するクセがあります。

(もちろん内容を見ないように慎重に…)

この作品、騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編は

507ページ。

うん。多いと思います。しかもこれで2部構成です。まだもう一冊残っているわけですからね。笑

購入。読み始める

さて、読みます。今回はどんな村上春樹ワールドが広がっているだろうか。

まずはプロローグ…

あれ?村上春樹の本ってプロローグなんてあったかな?

今回は騎士団長というくらいだからなにか戦ったりするのかしら…?

それとも戦っている人をそばで見ている…?

…はい、全然違いましたね。笑

この作品ではイケメンが出てきますけど、マッチョマンは出てこないようですな。

お得意のモテキャラ。

序盤から主人公が「関係を持った話」が出てきます。

出た出た。ブレませんね。

描く主人公がアートに精通しているからなのか、音楽に精通しているからなのか、お酒が強いからなのか。

村上春樹が描く主人公はいっつも、いっつもそう。

幸せかどうかは別として、エロいことをします。

それも読む限り、ずいぶん魅力的な女性と。

もうこれは通過儀礼みたいなもんなのか?

シンプルに憧れます。「こんなメンズになりたい」と。

なんなら「こんなムフフな女性とお近づきになりたい」と。

いや、時代を読み解き、世の中を知った上で

「そう」描くのがうまいんだ。村上春樹が。

早く後半を読みたい!

文量が多く、しかもぼくが読むのが遅いぶん時間がかかりましたが、

騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編

を読み終えました。

ITという単語やマネー・ロンダリングという単語が出てきたのはなんだか不思議な感覚でした。

あと、「バラライカ」が飲みたい!(カクテルです)

続きが楽しみだ。

【追記】文庫化しましたね。文庫版は第1部の上下、第2部の上下で4冊で完結。

・追記
第2部も読み終えました。

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