桐野夏生さんの「優しいおとな」という文庫本を読みました。
このお話は、「ありえないけどありえそうな日本」のお話。
フィクションのはずなのに、このお話に出てくる場所が実在するんじゃないかと考えてしまう。そして、そうなってしまったらキツイなと考えてしまう。
子供と大人の境界線なんてない。それぞれがどのくらいの割合で配合されているかのグラデーションだとぼくは思っている。
どれだけ周りの人を慈しむことが出来るか。そんな心をもつためには、何を見て何を感じてこれからすごせばいいのか。そんなことを考える。
このお話は、「ありえないけどありえそうな日本」のお話。