「未来に先回りする思考法」という本を読みました。感想を書いていきます。
IT会社メタップスの社長、佐藤航陽(さとうかつあき)さんの著書です。
2015年の本。ディスカバーから出てます。
良い本だからそろそろ文庫化してもいいと思うんだけどな。
ネタバレなしです。
目次
単なる未来予測の本ではない
昨今はテクノロジーの進化が著しく、
見えている事実だけで論理を組み立てた単純な未来予測では不十分です。
社会の変化のスピードが早すぎて、
すぐに陳腐化してしまっています。
ただし、そのことに踏まえて、
未来へのヒントとなる点と点をつなぎ、線としてとらえ、
自身の力で実現させていく
超人的な先見性を持つ人間は確実に存在します。
Appleのスティーブ・ジョブズなどです。
そういったいわゆる「偉人」の考え方の特徴や、
会社経営で培った
テクノロジーの知見や体験をうまく混ぜ合わせて論理を展開していきます。
佐藤航陽さんの文章はとても読みやすいです。
のめり込みます。
テクノロジーとの向き合い方がわかる、「知れば」いい
未来を読み解くうえで、
テクノロジーの存在はとても大きいものです。
テクノロジーの変化に伴って、
爆発的に世界全体の流れも変化します。
半年後、一年後にはまったく新しいテクノロジーが流行っているような状況は、
今後まだまだ続くでしょう。
というか、そのくらいの進化がデフォルトになる可能性は大いにあります。
「知る」ことによって選択の仕方は
だいぶ良い方向を向きます。
社会や経済の仕組みもわかる
佐藤航陽さんの文章の書き方って、とにかく論理的です。
まるで
すべてのトランプを表向きで並べて、
その番号や順序をすべて説明したうえで
ものすごくよく当たるトランプ占いをはじめる感じ。(違うかな?笑)
読み手の頭に先に入れた方が、
占いの結果を理解してもらいやすいだろうっていう感じの
「先回りした配慮」が散りばめられています。
社会や経済の、過去〜現在の型を披露してくれた上で
型が破られるであろう「未来」について、
気づいていることを丁寧に丁寧に教えてくれます。
未来を恐れる必要はない。向き合い方を考えて行動しよう
「先回りする思考法」を身につけることができれば、
漠然とした不安はかなり解消されるのではないでしょうか。
タネを知っている手品は、
ある程度落ち着いて見られるはずです。
落ち着いて見られれば、
自分の未来にとって良い影響を与えてくれる手札を選んであげればいい。
そうやって未来について、
「そなえて学ぶ」ことが出来るのがこの本。
佐藤航陽さんの「未来に先回りする思考法」です。
ふっふっふ これで ぼくは 佐藤航陽(さとうかつあき)さんの考え方と 未来への先回りと 論理的思考に 関する知識を得て また レベルアップを 果たしたのである…未来をより良くするために 立ち向かっていく ブレイブ の冒険は つづく!