岡本健太郎さんマンガ「山賊ダイアリー」1巻感想レビュー。実体験を元に描かれた狩猟の現場が垣間見えます

山賊ダイアリーというマンガ、

ご存知でしょうか。

なんと狩猟のマンガ

猟師で漫画家の、

作者の岡本健太郎(おかもとけんたろう)さんの

日記風のストーリー構成になっており、

サブタイトルに「リアル猟師奮闘記」とあるところからして、

かなり岡本さんの実体験に即した内容が描かれています。

日記形式で、基本的にストーリーは時系列順

現役猟師、兼マンガ家。岡本健太郎(おかもと・けんたろう)による狩猟&ジビエ(野生肉)喰い実録日誌。ウサギの唐揚げ、カモのロースト、カラスの焼き鳥etc、山グルメ満載! 山で迷ったときの心得などサバイバル術も満載! 都会を離れ、故郷に戻った男は山に遊び、お気に入りの空気銃「エースハンター」と自作の罠を手に、今日も鳥や獣と勝負する。引用:山賊ダイアリー1巻Amazon

主人公は岡本健太郎さん本人。

狩猟をやっていい時期ってカレンダーでしっかり決まっていて、

解禁期間と禁止期間があるらしいです。

狩猟が解禁されていた時に猟をしましたよっていう表明もかねて

ストーリーの最初には日時が記されています。

まさにダイアリー。日記形式です。

亡くなった近所の猟師のおじいさんの影響を受け育つ

岡本さんが子供の頃、

近所にお住まいでよく遊んでくれていた「おじいさん」が猟師だそうで、

身近でいろいろなことを教わったといいます。

幼いころから「狩猟」という行為がそばにある生活をしてきたからこそ、

このように面白い作品が描けたというわけですね。

狩猟を体験しながら、失敗や銃を撃つ一瞬に思ったことをセリフに

狙っている動物の動きや習性、

狩猟をする時に気をつけなければならないことが

実体験や失敗談、セリフから大量にわかってきます。

また、捕らえた動物の捌き方や料理としての下ごしらえの様子もわかるので、

その体の構造なんかも勉強になります。

解説や説明の文章は比較的多いですね。

まとめ、狩猟の現場の空気感がわかるマンガ

いままで畑や狩猟といったことからは縁遠い暮らしをしてきたぼくにとって

まるで別世界の内容でした。

だからこそ、すごく勉強になります。

日本で猟とするための銃を持つには免許が要るとか、

カラスを焼いて食べるとどのような味がするとか。

いつか何かの縁で狩猟の免許をとって自分でチャレンジすることになったら

きっとこのマンガは心強い教科書みたいな存在となるはずです。

自分で狩猟をやるって人も、全然興味がないって人も、

きっと楽しめる内容です。

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