売れる力
を読みました。
ポケトークの勢いがすごい
ソースネクストの社長、
松田憲幸(まつだのりゆき)さんの
著書です。ダイヤモンド社。
これを読むとポケトークが欲しくなりますよ。
通訳機ポケトーク、ぼくは本より先に購入済み。
しかも先行販売された
POCKETALK SのドラえもんEditionです!ドヤ〜
21世紀のほんやくコンニャク、
持ってるとかなり便利です。
さて、「売れる力」の感想です。
この本を読むと、
ポケトークのシェア95%になった
舞台裏とそこまでの軌跡が
見えてきます。
一部、ネタバレしてます。
目次
ポケトークの人気の秘密がわかる
序盤は最近話題の
ポケトークの話です。
いかにすごいのかというのが
色々書かれています。
端末そのものの魅力、
どういった情報を得て判断して、
メガヒットにしたのか。
やっぱりマイクにこだわってるんだ。
ポケトークSのドラえもんEditionを持っている
ぼくからするとすごく納得出来ますね。
音声認識がほとんど百発百中なんですよ。
なんだかやたら自慢してるスネ夫みたいですが、
マジで便利です。
さんまさんのCM出演はとても大きな意味があった
Youtubeで見つけた、公式のCM動画。
「ポケトーク 土産物屋編」ですって。
さんまさんのコミカルなやり取りが
毎回楽しいCMですよね。
ポケトーク
というネーミングということもあり、
「トークが上手い人」と大衆に認識されている
人を抜擢したかったそうで。
さんまさんは適任だったんだな。
ソースネクストの戦略がわかる
ソースネクストという会社がどういう行動原理で、
何をニーズとしてとらえるのか。
そのニーズめがけて、
いかに会心の一撃をくり出すか。
すごく面白そうなことを考えついてる会社でした。
その内部では相当な苦労や努力があったんだろうなあ…
ぼくが特に、
とても気に入ったのは、60ページ。
「煩わしさ(わずらわしら)をなくす」ことが、
ソースネクストの発想
ここは文中でも太字になって強調されています。
ソースネクストイズムを具現化している書籍
この「売れる力」という本、
黄色いド派手な書影です。
書店に買いに行った時、面陳されているのを
遠目からでも発見出来ました。
パッケージにこだわり、
アイキャッチしやすいデザインにしたのは、
おそらく
「ソースネクストという会社のスタンスによるものかなー」
と思いましたね。
そして
「PCソフト累計5000万本」
「シェア95%」
という具体的な数字の提示で
アピール。
たまたま見つけた人も、
いまポケトークが話題だし、手に取りそう。
うまいよなあ。
そして、カバーの中身がこちら。
「売れる力」のみ。
THE シンプル。
まさしく
ソースネクストイズム。
売上というゴールに向かって
雑草を取り除き、
コンクリで固めた上に
線路を引き、
一気に新幹線でブワアァー!っと
行く感じ。(あくまでぼくのイメージです)
経営が危ない時代もあったみたいですけど、
この本は目的買いにも出会い買いにも
がっつりアプローチすると思います。
そのスタンスに撃たれましたね。
(出版社のダイヤモンド社さんがものすごいのも
もちろんあるのでしょうけどね)
松田社長みずから売り場で手売りして、売る力を養ってきた
自分の直感を大事にするという著者、
社長の松田憲幸(まつだのりゆき)さん。
直感にしたがって仕事のフィールドを変えたり
製品を実店舗で手売りしたり、
いろいろやってます。
現場で直接、製品を使うお客さまの
意見や情報をゲットして
より良い製品に磨いたり
次のアイデアの元にしたりしてきたそうです。
なんだか実行力が高い人だと思いました。
しかも今は、アメリカのシリコンバレーに
移住したとか。
ITの最先端であるシリコンバレー。
情報や行動のスピードを
速くするための選択だということですが、
バッチリ理にかなってる。
猪突猛進ではなく、
戦略的なポジショニングがうまい。
まとめ、「売れる力」=大義×戦略×実行力だ
ソースネクストを率いる
松田憲幸さんの著書、
売れる力
の話でした。
ソースネクストを率いる松田社長の
「ひとつひとつ丁寧に障害を取り除いて、
滑走路作って結果にひとっ飛び!」
…みたいな戦略と行動
その考え方が、刺さります。
根っこのところに
「社会を良くするぞ」っていう
大義があるからこそ、
物語として成立して
大ヒット製品を
実現出来るんだなあ。
何かを売るビジネスマンは
きっと参考になる1冊です。
ポケトーク持ってない人は、
欲しくなるかも。