山口周(やまぐちしゅう)さんの本、
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか 経営における「アート」と「サイエンス」(光文社新書)
を読みました。
経営というビジネスの世界において「アート」が重要だという書籍です。
タイトルを見た感じは「ん?なんだ?ぽかーん」
という印象で、
なんとなく気になったので読んでみました。
今の社会情勢や世界、そして日本のビジネスに当てはめると、
ストンストンストーン!
と様々なことが腑に落ちて納得がいきました。
そりゃーGAFAは強いワケだ。
そして日本のイケてない企業の、イケてないワケがわかってしまいました。笑
読み終わると、きっと今より芸術に近づきたくなりますよ。
目次
データに頼るばかりでは似たり寄ったりになる
経営というものは、その場その場で最善の案を模索し、実行して、結果を検証・分析してまた次の手を考える…。
その繰り返しです。
コンピュータの普及により情報がデータ化したのは良いのですが、競合も似たようなデータを用いて似たような手を打ち、ラットレースのような数字(売上)を高める「だけで精一杯」の状態に陥ってしまっている業界がとても多い、というようなことを著者は書いてます。
そして、これから新しい戦い方を実践していく上で、「アート」のバランスを見直すことが大事だと言います。
ざっくりとぼくが解釈したのは、
①「正論」はコンピュータのデータを見ればすぐにわかるし、似たり寄ったりだ
②「正解」が欲しいが、その鍵となるオリジナリティー(独自性)と、グレーゾーンを突き進むための感性は
アート(美意識)によって鍛えることが出来る
③②がわかっている人ほど、すでにアートを味方につけるために動き出している
ということです。
あんまりネタバレしたくないので、ぼくの解釈を書きました。拙いのは承知しています。笑
もしかしたら著者が伝えたいこととはニュアンスがズレているかもしれません。
けれど、この程度の要約でも人によっては充分に響いてくれるんじゃないかと思います。
日本人はアートに強い?
ビジネスの世界において「アート」が重要になってくるという著者の山口周さん。
日本人のアートに関するポテンシャルの高さにも触れています。
自己実現欲求の市場と化した現代において
そもそも来日した歴代の外国人が日本人のことをどう思っていたのかという
例をいろいろと出しつつ、興味深い内容が書かれています。
さあ、美意識を鍛えよう
山口周さんの
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? を読みました。
これからの時代の、
経営における「アート」の重要性。
「現在地」と、
「なぜココにいるのか」と、
「向かうべき方角」はどこなのか?
ヒントがきっと見つけられます。
会社をよりよくしたいと願うビジネスマンは必読の書だと思います。
知りたくありませんか?
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?