Braveです。
今回はミュージカルを見に行った話です。
洗足学園音楽大学という音大の学生(ミュージカルコース4年生)が、
渋谷区文化総合センター大和田の中の
さくらホール
という場所でミュージカルをやる
という情報をキャッチして見に行きました。
ぼくは音大生でもなんでもありませんが、
ふとミュージカルを見たくなってしまう時、ありますよね。
ね?
ね?
…はい。
行きましょ。
目次
渋谷区文化総合センター大和田のさくらホールへ
夕方に到着。
今回のイベントは昼の部と夜の部があったそうで、
ぼくが行ったのは夜の部でした。
オブジェ。
あるよねー
なんと、入り口です。
それ以上でもそれ以下でもない。
入るとすでにかなりの人が。
人気があるイベントみたいです。
(あとで気がつきましたが、ミュージカルコース4年生の卒業前の集大成…!みたいな公演だったようです。そりゃご家族、親戚、友達集まりますわな。)
開場17:00、開演17:30のミュージカルで
到着したのは16:55頃でしたが、すでに大勢のお客さんが並んでいました。
数分待ち、17:00開場。
席がものすごい早さで埋まっていきます。
さくらホールというところは1F席と2F席があるホールでした。
ぼくは1F席のはじっこに、なんとか席を確保出来ました。
約100分ぶっ続けらしい。
トイレ行ってこ。
幕の後ろから楽器のチューニングが聞こえ…
さー来い!
ミュージカル!
ミュージカルスタート!開演。
ミュージカルスタート!
アップテンポな曲からメドレーがドン!
Circus Medley
・a Magic To Do「PIPPIN」より
・The Greatest Show「Greatest Showman」より
・夜の遊園地「夢から醒めた夢」
本当に集大成なんだなぁ。
みんなフリ、キメがカチッとしてる。
みんなが舞い踊る後方には指揮者&楽器陣。
ドラムがうめえ。
グレイテストショーマンの曲もやってました。
みんな体が柔らかいなー。
柔軟ガッツリやってるんだろうな。
演技そのものもそうですが、その裏の、
「今まで練習に費やしてきた時間」
の重みを感じます。
MC1・ご挨拶、曲目は多数決で決めたそうだ
アップテンポの曲が終わり、
軽くべしゃりの時間。MCってやつですね
色んな曲を披露しますが、多数決で「厳正な選曲」をしたそうです。
自分たちの学校生活に縁ある曲ばかりのチョイスらしい。
思い入れがあるってことか。
今回のショーケースのサブタイトルは
Last Circus(ラストサーカス)
サーカスのようにわくわくさせてくれるそうです。
A Million Miles Away「Aladdin」より
劇団四季「アラジン」の曲をやってました。
アラジン役の男声とジャスミン役の女声のデュエット。
ジャスミンうめえ。
声がのびやかでした。
Jet Set「Catch Me If You Can」より
鮮やかなブルーのキャビンアテンダントの衣装で
女子10人のユニゾンは力強かったです。
1人は男子で機長の格好。声が良かった。
You’ve Got A Friend「Beautiful」より
一度照明が暗転したのち、
ピアノにスポットライトが。
アップテンポのがガガガっときたあとのゆったり目の曲。
メリハリがあっていいですね。
歌ももちろんだけど、
ボンゴ?打楽器が良かったです。
The Sun His Hat On「Me And My Girl」より
今度はやたらミュージカルっぽい曲。
わーーっとたくさん、
かわいいドレッシーな演者さん出てきました!
タップダンス…だと…!
そんなことも出来るのあなたたち…
おそろしい子!
(知ってる人は知っている、ガラスの仮面の月影千草大先生ですよ)
MC2・挨拶、入学してからの思い出
MCでは、違う生徒が2〜3人ずつしゃべるスタイルっぽい。
この世代は人数が多いらしいです。
日々いろいろな勉強をしてきたようです。
歌、ダンス、芝居…
基本的に実技メインの授業内容で、
ジャージにクロックスで学生生活の大半を過ごしたらしい。
入学前、高校3年の時に見た先輩の「シカゴ」のミュージカルに感銘を受けたんだそう。
「刺激が強い本公演を見て感動した」と。
Cell Block Tango「CHICAGO」より
ミュージカル「シカゴ」の曲。
みんな網タイツっぽいのはいて確かに刺激的。
歌詞の内容も結構激しいこと言ってる曲でした。
ドラムもクール。
ALL That Matters「Finding Neverland」より
しっとりとした、だけどのびやかなロングトーンが気持ちの良いナンバー。
ビブラートがうまくて、音程にスパーンと当たる
いい声でした。
Mike Him Mine -2018- 「The Witches of Eastwick」より
こちらの曲はなんと歌詞変えで楽しませてくれました。
ゆかいな音大生3人での楽屋でのおしゃべりから曲へ移りーー
ミュージカルコース生のささやかな願いを歌詞にしたようです。
…どうやら練習や勉強に忙しかったけど、ちゃんと恋がしたかったようです。
できれば優しいイケメンに出会い、キュンキュンしたかったようです。笑
Rhythm Of Life「Sweet Charity」より
また楽しげな曲でした。
みんなカラフルな衣装で、
なんだか教祖がどうとかマリファナがどうとかといった歌詞。(ヒッピー?)
客席のサイド出入り口からもわーっと出てきて
なにやらチラシ配ってました。
Let Me Be Your Star「SMASH」より
こちらもロングトーンで魅せてくるナンバー。
2人とも声量がものすごいから、
聞いてるだけでテンション上がりました。
この人たちカラオケでMISIA歌ったらぜったいやべえ。
あと、やっぱり打楽器勢がうまいなあ。
MC3・盛り上げ隊長みたいなんきたぞ
美しい系の女子のご挨拶からのー、
なんだかやたらテンション高い人が。
魔女の宅急便のおソノさんみたいな人きたーーー!
美しい系の人と2人で「振り付け指導」
からの、みんなで踊るパターン。
ライブで言うコール&レスポンスですね。
「立って、一緒に踊りましょー!」
の声で思いの外、立って踊る人多かったですよ。
ぼくははじっこで縮こまってましたけど。
見てて楽しかったです。
おソノさん盛り上げうめえ。
Time Warp「The Rocky Horror Show」より
おソノさん(仮)たちが教えてくれた振り付けの曲。
ステージでも客席でも同じ振り付けでみんなで踊って、
一体感がすごく良かったです。
Love Trio
Love Changes Everythings「Aspects Of Love」より
わーっと盛り上がったあとは、いったんしっとり系。
いいメリハリです。
順番も工夫したんですねえ。
ちょっとマイクトラブルがあった曲でした。
そんなことより、
声がキレイだ…
最初マイクから音がせず、楽器陣と生の歌声だけ控えめに響いたんですが、
その時点で声が気に入りました。
すごくよかったです。
トラブルチェック中、指揮者である先生がアドリブでしゃべってつないでいました。
Unexpected Song「Song And Dance」より
こちらもしっとり系。
こちらものびやかな歌声がよかったです。
なんだか姿勢がよかったな。
I Don’t Know How To Love Him「Jesus Christ Superstar」より
こちらものびやかな歌声が響く曲でした。
聞いてて気持ち良い感じ。
One Short Day「WICKED」より
ハネるようなテンポのハッピーな曲。
オズの歌ですか。
またいっぱい人が出てくる曲…
けどあれでしょ、
このタイミングでいっぱい出てくるのは…
大団円が近いってことでしょ。
終わりを意識してしまって、ちょっと寂しく「まだ見ていたいな…」ってなりました。
MC4・挨拶、過去と未来の話
最初は不安がたくさんの状態ではじめた大学生活。
いろんなことが出来るようになっていって、けれどなかなか拭えない不安。
って片方の女子。
地元から離れて入学した洗足学園音楽大学。
これから卒業してどんな生き方が待っているか、みんな違うしみんなきっと道に迷う。
もう片方の女子。
けれど、
「好きだから 表現することが好きだから」
これからも夢のチケットを掴むのは狭き門だけどステージに立って表現していきたい、と言ってました。
Come To Your Senses「tick,tick…BOOM!」より
いい話なMCから、ゆったりした曲。
白いドレスの女子が一人で歌い上げました。
ビブラートやべえ。
ここらで、「あ、これ泣かしに来てるな」って気が付きました。
あぶなかった…、うっかり泣くところでした。
When I Grow Up「Matilda」より
泣かないぞ。
泣くもんか。
感動した。
I Got You「Bring It On」より
最後の曲です。
イントロ長いかと思ったら
だんだんとテンポが上がっていき…!
全員集合!
これが大団円です!
ピースフルな曲でした。
最後、締めの挨拶を指揮者(先生)が。
「よくやってくれた。卒業してもずっと応援したい」…って感じのことをおっしゃってました。
感想、これからさらに飛躍していく若き表現者たちの、ひとつの節目となるイベントを見られてよかったです
全体を通して、MCの内容だったり曲目だったり演出を見るに、
これが彼女たちの、
ひとつの節目となるイベントだったんですね。
後ろの楽器陣の演奏もよかったです。
グワーっといくトコいって、引いて歌を引き立てるトコは引いて。
素人なんで詳しいことよくわかりませんけど、
全部が調和してこそですからねきっと。
そこはミュージカルもオーケストラも通じるところがあるかと思います。
ハーモニーだ。
そうかこれは、、
次の世代に実力を見せる機会という役割もあるわけか。
後輩たちであろう学生が
いっぱい客席にいらっしゃってました。
帰り際、たくさんの人たちが満足げな顔をして
ホールから出ていくのが、とても印象的でした。
これからも定期的に、洗足学園音楽大学の学生さんたちのイベントを
注目していこうかと思います。
月並みですけど、見れてよかったです。
楽しかったー。