マスカレード・ホテル
という東野圭吾作品を読みました。
ぼくがこの本を買ったタイミングでは、
木村拓哉さん主演、ヒロインが長澤まさみさんで
映画化間近!
って時期だったので、帯に2人の姿が。
そこから入ったので、
出てくる主人公とヒロインをその2人と重ねながら、
スラスラと読み進めていきました。
気に入ったので感想を書いていきますが、
ネタバレなしです。
実写だと主役がキムタク、ヒロインが長澤まさみさん、
舞台がホテルであるというくらいです。笑
目次
セリフ多めにより登場人物の機微が見える描写
ぼくの印象として「マスカレード・ホテル」という作品は
いや、東野圭吾作品の多くは
セリフや会話が多い
という印象です。
今作も物語の舞台であるホテルで、
大勢の人間が様々な思惑を胸に秘めながら会話を交わします。
主人公やヒロインが
「したり顔」だったり「いらだちを隠せない状況」だったりするシーンが出てきますが、
その時の表情が手に取るように想像出来ます。
別に「苦虫をかみつぶしたような」とかいう、
表情に関する形容なんてほとんどないです。
それは、
「この人ならこういうシチュエーションで
こんな表情をしてこんなことを言うだろうな」
…と読者に想像させるのがうまいんだろうなと思いました。
東野圭吾さんはさすがですねえ。
東野節、急展開やどんでん返し
東野圭吾さんの作品は謎解きや事件解決系が多いイメージがあります。
そしてしっかりと整列されて、よいタイミングで読者に裏付けのヒントを出してきます。
からの、アクシデントという急展開やどんでん返し。
その綺麗さというか、鮮やかな手口。
むりやり例えると、
細やかなベッドメイキングと配慮、
サプライズでワクワクするようなおもてなしが同時に受けられるようです。
まとめ、面白かったから映画も見に行きます。シリーズ作品も読みたい
楽しく読めました。マスカレード・ホテル。
展開も結末もぼくは満足です。
登場人物の性格や仕草、
さらに伏線の回収具合についても、
とても行き届いたものでした。
まるで高級ホテルのサービスみたいに。笑
映画化するってことで、映画館にも見に行ってみようと思っています。
原作「マスカレード・ホテル」を読んだ限り、木村拓哉さんと長澤まさみさんの役どころは
ピッタリはまり役なんじゃないかな
と思います。
シリーズ作品で、
第2弾「マスカレード・イブ」
第3弾「マスカレード・ナイト」という作品が出ているので
そちらもチェックしてみようかと思います。
映画「マスカレード・ホテル」感想レビュー。ネタバレあり。公開初日に見てきました。キャストが豪華、木村拓哉さんかっこよかった!